KYOSUKE-YAMATABI〜山旅

日本の山を旅するブログ〜登山、温泉、車中泊

百名山登山 車中泊で行く四国剣山登山と讃岐うどん巡り(2)

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3日目剣山の登山口、見ノ越の駐車場で車中泊。さすがに標高1400m、夜間はちょっと寒いくらいの気温でぐっすり眠ることができました。

四国には百名山が2つあります。今回登る予定の剣山と愛媛にある石鎚山石鎚山とセットで登ろうとも考えましたが、観光もセットにすることで旅の満足感も増すと思い、今回の四国遠征ではまず、剣山を登ると計画としました。

さて、剣山を目指して登山を開始します。まず驚いたのは見ノ越という登山口のある場所、麓の町から酷道❓を走ること2時間もかかる山奥なのに、結構人家(宿や売店)があり、人の気配は凄くあります。携帯、テレビの電波もバッチリ!登山口の神社も立派。剣山へは途中まで登山リフトが利用できるという充実の環境です。これは四国の人達にとって立派は観光地なのかなと感じました。この感じは中部、関東地方などの登山口とは違う雰囲気です。

色々ある剣山への登山ルートですが、今回はリフトは使用せず、最もメジャーと思われるルートを経て山頂に向かうことにしました。

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登山口の剣神社からしばらく静かな自然林の中を登って行きます。途中、リフトを横に見る箇所もあり、こんな四国の山奥に、不釣り合いな景色だな〜なんて考えながら1時間弱登ると登山リフト西島駅に到着します。このあたりから景色が開け初めて、四国の奥深い緑の山並みが見渡せます。山頂側には実に美しい山容の山が、、、あれはジロウギュウか?

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リフト西島駅まで登ると山頂までは1時間もかからない距離。えっ!もう半分以上登ったの❓結構簡単に登れる山のようです。石鎚山もそうだけど、山の深いところまで道路が伸びていて、リフトやロープウエイ🚡が整備されていて、登山自体はそんなにハードなものではないようです。(石鎚山には長い鎖場の難所があったけど)

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途中、剣のような白い岩のある大剣神社を過ぎ、鹿🦌のお出迎えもあり、程なく剣山の山頂に到着しました。山頂手前には立派な山小屋、剣山頂ヒュッテがありました。ここからのご来光とか最高だろうと容易に想像できる素晴らしいロケーションです。

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剣山の山頂に到着。笹の草原が広がる解放感抜群の素晴らしい場所ですね。360度の大展望。四国の奥深い山々を一望できます。大自然のたくさん残る四国の山々を体感できました。山頂から南に伸びる稜線の先には一段と整った山容が美しいジロウギュウ。この山を見て僕は一番最初に、南アルプス赤石岳を思い浮かべました。すごく似ている❗️どっしりとした雄大な山容が「ミニ赤石岳」かなと思いました。

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四国の百名山、剣山に登頂することができました。思いのほか簡単に登れましたが、山頂からの景色は雄大そのもの❗️素晴らしい四国の名峰でした。今回、山頂の先にあるジロウギュウへのピストンはやめました。行きたいのはもちろんでしたが、下山して再び香川県に戻らなければならなかったためです。下山後温泉に入り、徳島道で一度愛媛県に入り、夕食の買い出しをして、車中泊予定の香川県の道の駅を目指しました。

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香川県道の駅たからだの里さいたにて車中泊。徳島の地酒で一杯。スーパーで買ったオリーブはまちという刺身も美味しかった。明日は午前中、再び讃岐うどん巡りをして、名古屋に帰る予定です。

最終日、車中泊をした道の駅を出発。うどん店って営業時間が午前中心で、午後早いうちに閉店してしまうことが多いため、早めに出発します。まず1軒目は、善通寺市長田in香の香。釜揚げうどんの名店です。このお店、3年前、軽キャンピングカーで四国を一周した際に、偶然入った讃岐うどんのお店。当時、全くうどんに興味はなかったのですが、ここの釜揚げうどんの美味しさに衝撃を受けたことを思い出します。名古屋周辺で食べるうどんと全く別世界の味に、讃岐うどんの奥深さ、魅力を発見しました。9時開店ということで、開店前にお店に到着。開店前、そんなに人がいないな〜と思いましたが、あら不思議❗️どこからともなく車が集まり始め、気付いたら大きな駐車場がほぼ埋まっていました。恐るべし!讃岐うどんの名店。

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このお店ではほとんどのお客さんが釜揚げうどんを注文すると思います。サイズが色々あって、僕はこの後まだ他のお店に行くので「小」を注文しますが、他にも桶サイズのものもあります。ここのうどんはまず食感に驚かされます。形容が難しいですが、ふわふわ、もちもち、とろとろ、そのいずれも持っている印象で、これはここでしか食べれないうどんなのでしょうか❓もちろん小麦の風味も凄く感じます。あとつけ出汁のインパクトが凄い。熱々の出汁ですが、魚介の風味がグッと強くて、僕は不思議な酸味も感じる。これは味わったことのない風味です。最高のうどんと最高の出汁、結局最後は両者のマリアージュがうどんの美味しさにつながっているのかなと実感しました。なんとなく手に取った稲荷寿しがまた美味しい❗️あ、そうだね。。美味しいものを作るところはなんでも美味しい❗️ごく当たり前の論理に行きついてしまうのです。香川に来たら必ず寄りたい、個人的にお気に入りのお店となりました。

 

2軒目は綾川町山越うどん。全国的に有名な讃岐うどんの名店です。釜玉うどん発祥のお店ということで、行列かな?と思いましたが、大きな駐車場があり、店内(庭園❓)も大きくて、意外とすんなりと入店できました。すんなりと言っても結構なお客さんの量です。もちろん釜玉うどんを注文しました。あとネットなどで見ていて気になっていたジャガイモ天🥔を注文してみました。釜玉うどんですが、素直に美味しいです。存在感のあるうどんと生卵、出汁醤油がこれまた見事な調和を見せています。美味しくて黙々と一気に食べてしまいました。周りのお客さんも「美味しいね」と言っているのが聞こえてきます。ジャガイモ天🥔ですが、これは初体験の食べ物でした。てっきりじゃがいも🥔を丸々揚げているのかと思いましたが、実は潰したジャガイモに味付けをして丸めて揚げたもの。青海苔❓の風味も良くて、新発見の美味しさでした。店内は半分位が屋外になっていて(屋根はあります)さながらうどん庭園ですよ。お店自体が観光地的雰囲気で、駐車場も大きくので誰でも気楽に行ける名店だと思います。気楽に行けるけど味も最高というところが讃岐うどんの奥深さです。

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最後の3軒目は高速道路に乗る手前でもう1軒入れないかと思い、高松市の宮武うどんを訪れてみました。この時点で時間は正午、ちょうどお昼時ということで、駐車場は満車状態。運よく入店することができました。こちらは前の山越うどんとは違って、お客さんがいかにも地元の人という感じで、仕事中のサラリーマンも多く、ズバリ地元に愛される名店という感じでした。天気が良く、暑くなってきたので、冷や冷や(うどん、出汁ともに冷たい)を注文しました。生姜は自分で擦って入れるようです。生姜の香りが清々しい。麺は弾力があって、ツルツル、この麺が僕個人の讃岐うどんのイメージに一番近いものでした。王道的なうどんでとても美味しかったです。仕事中、お昼に讃岐うどんを気楽に食べれる環境。本当に香川の人は恵まれれていますよね。美味しいものが安く食べられる。本当に素晴らしい食文化です。

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4日間の剣山登山と讃岐うどん巡りの車旅。とても充実したものでした。四国の山の素晴らしさも実感できましたが、またまた讃岐うどんの魅力にハマっていく自分がいました。これは近いうちに再訪間違いなしですね。

 

旅行日:2020年9月